衛星からテレビを受像するための標準的なシステムを示した図です。

@ 通信衛星
日本で受信対象となる衛星は数十にも及びます。受信したい番組がどの衛星から送信されているか、衛星情報のページにあります。
衛星用としてCバンドKuバンドの2種の周波数が主に利用されます。バンドが異なれば、必要なアンテナ設備が異なりますので、受信対象とする番組がC、Kuのいずれで送信されているかにも注意しましょう。
A アンテナ
(反射板)
衛星からの微弱な電波は凹レンズ(アンテナ反射板)で集められます。この反射板の大きさと鏡面精度でアンテナの性能が決まります。受信しようとする衛星、周波数により必要なアンテナの直径が異なります。十分な性能が確保できる大きさの反射板を準備しましょう。
B コンバータ
(LNB)
反射板で集約された衛星からの信号を受信機に必要な周波数の信号に変換するLNBと呼ばれる周波数変換器(コンバータ)。反射板の焦点に設置し、信号取込口部品(フィードホーン)を接続します。また、LNBとフィードホーンが一体となったLNBFもあります。対象衛星により適当な周波数範囲で使用できるLNBを選択しましょう。

コンバータから衛星受信機への接続には同軸ケーブルを用います。これはBSやCSに使用されるものと同様ですが、1本のケーブルを複数のアンテナに利用することはできません。尚、この部分を通過する信号の周波数は950〜1450MHzです。また、一般的にはアンプ等は不要です。

C 衛星受信機 (IRD)
衛星TVにはアナログとデジタルの2方法が利用されています。受信対象の番組が伝送されている方法に適した受信機を選択してください。BSやスカイパーフェクト用の受信機はその周波数設定方式の違い等により国際衛星受信には使用できません。デジタル衛星TV受信機をIRDとも呼びます。
受信機、カラー方式変換器、テレビ受像機等の間の接続は、VCR等の接続に利用する映像・音声ケーブルで行います。
D カラー方式変換器
日本で利用しているNTSCと呼ばれるカラー方式以外に、世界的にはPALやSECAMという方式があり、衛星からのTVが伝送される方式は必ずしもNTSCではありません。そのため一般的に家庭で使用されるTVでNTSC以外の方式の番組を見たり録画するには、カラー方式変換器を利用してNTSCに変換する必要があります。また、世界の殆どのカラー方式に対応するマルチ方式TVやVCRもあります。
E テレビ
受像機
カラー方式の問題を除けば、普通のテレビ受像機を利用することができます。テレビのビデオ端子(外部入力端子)と衛星受信機の映像・音声出力端子とをケーブル接続します。
別にテレビ変調器を利用して受信したAV信号をVHF/UHFの信号に変換し、屋内TV用配線に供給すれば、一台の衛星受信機からの信号を複数のテレビで同時に楽しむことができます。